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■「中央調査報(No.574)」より「レジャー白書2005」に見るわが国の余暇の現状と課題

2.日本人の余暇活動の現状
   〜外出型のレジャーが好調〜


 レジャー白書では、毎年「スポーツ」「趣味・創作」「娯楽」「観光・行楽」の4つの部門からなる計91種目の余暇活動について、15歳以上男女3,000人を対象とするアンケート調査を行い、国民の活動参加実態を調べている。図表3は、調査結果から参加人口上位20種目を示したもので、平成16年の国民の余暇活動の状況を端的にあらわしている。以下3つのポイントから、平成16年の余暇動向を読み解いてみよう。

図表3


ポイント1:観光・行楽系活動の回復
 ポイントの第一は、観光・行楽系活動の回復の動きが顕著に見られたことである。図表3の参加人口第2位に見える「国内観光旅行」は余暇活動の典型的種目の一つであるが、平成15年の5900万人から6080万人へと回復傾向が明確になった。第16位「ピクニック・ハイキング」(2750万人→3060万人)もよく伸びている。上位20位には入っていないが、「海外旅行」もSARS等の呪縛をようやく脱し、参加人口は970万人から1200万人へと力強い伸びを見せている。このように、観光・行楽面の余暇活動で底堅い動きが見られたのが平成16年の大きな特徴である。


ポイント2:「映画」の好調
 ポイントの二点目は、趣味・創作部門における「映画」の好調である。邦画では宮崎映画の大作「ハウルの動く城」が公開されたほか、「世界の中心で愛を叫ぶ(“セカチュー”)」が若年層の間で大ヒットとなった。一方洋画でも「ラストサムライ」「ハリーポッターとアズカバンの囚人」などいずれも好調で、映画の参加人口は前年より200万人以上の増加で第8位となった。“ヒット作だのみ”といわれ続けてきた映画業界であるが、平成13年の「千と千尋の神隠し」の大ブレイク以来、参加人口は増加を続けている。この背景には、「シネマコンプレックス」が質的・量的に充実し、ファミリーが週末に滞在して楽しめる空間として郊外型複合施設が定着してきたという供給サイドの充実も指摘されている。


ポイント3:自宅で楽しむ余暇が低調
 ポイントの三点目は“自宅内・自宅周辺で楽しむ余暇”が低調であったことである。代表的な種目である「パソコン(ゲーム、趣味、通信など)」を見てみよう。「パソコン」はここ数年急速に伸び続けてきており、自宅内で楽しむ余暇活動の代表格となっていたが、参加人口は前年の4510万人から4430万人と初めて減少に転じ、頭打ちとなった。他の自宅内・自宅回りで楽しむ余暇活動を見ても、「ビデオ鑑賞」(5140万人→4870万人)「(家庭での)音楽鑑賞」(4540万人→4240万人)、「テレビゲーム」(3060万人→3010万人)、「ジョギング・マラソン」(2700万人→2620万人)と、参加人口は軒並み減少している。



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