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■「中央調査報(No.589)」より
安倍新内閣支持率−小泉内閣発足時との比較
2006年9月、安倍晋三が第九十代内閣総理大臣に就任した。時事通信社では、毎月上旬の世論調査で内閣支持率を聞いているが、5年5ヶ月振りの新政権誕生直後の調査は、10月6〜9日に実施。全国20歳以上の男女2,000人を対象に、個別面接聴取法で行った(回収数は1,412人)。ここでは、小泉内閣発足時と比較して分析する。なお、小泉内閣発足直後の調査は、2001年5月に実施された(回収数1,434人)。
1.−内閣支持率−性・年代別
「安倍内閣支持率」は、「支持する」の割合は51.3%、「支持しない」は15.9%、「わからない」と答えた人は32.7%だった。内閣発足直後の支持率としては、調査開始以来(池田内閣発足以降)、@小泉(72.8%)、A細川(62.9%)、B田中(56.0%)に次ぐ、4位の高支持率であった(表1)。
小泉前内閣の発足時の支持率は「支持する」72.8%、「支持しない」は6.5%、「わからない」は20.7%だった。小泉内閣は、“発足直後の支持率”においてトップだが、“不支持率”も調査開始以来最も低い。また、「わからない」と答えた人も歴代最も低く、安倍内閣の方が12.0ポイント高い。この「わからない」について性別にみると(表2)、小泉内閣では「わからない」は男性と女性で殆ど差がないが、安倍内閣では、その差7.5ポイントで女性の方が高い。これとは逆に、“不支持率”では、男性の方が女性より約6ポイント高い。そもそも安倍内閣は、“支持率”では、男性・女性とも約5割で、あまり差がみられない。

一方、小泉内閣では、前述のとおり「わからない」に男女差がみられないが、支持・不支持ではやや差が見られる。“支持率”では女性の方が約4ポイント高く、“不支持率”では男性の方が約3ポイント高い。
次に年代別でみると(図1)、高齢者ほど支持率が高い傾向は安倍内閣・小泉内閣とも同じである。ただし、小泉内閣では、60歳代の75.0%を超え40歳代の支持が最も高く76.2%である。各年代間の差を検証すると、まず、小泉内閣では、20−30歳代間の差が最も多く7.1ポイント、次いで30−40歳代間の6.8ポイントが多い。一方の安倍内閣は、50歳代までは微増ながら上昇しているが、50−60歳以上間は約10ポイント近く差がある。
このように、安倍政権は高齢者層で著しく上昇率が高いのに対して、小泉政権では、若い世代で上昇傾向がみられるものの、40歳代からはほぼ横ばいである。

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