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■「中央調査報(No.648)」より

飲み物に関する世論調査

 時事通信社では、2011年7月7日から10日にかけて、無作為に選んだ全国20歳以上の男女個人2,000人を対象に、「飲み物に関する世論調査」を実施した。この調査は、調査員による面接聴取法により実施し、1,321人から回答を得た。前回の調査は、2010年9月に実施している。

1.ふだんの飲み物の購入
 ふだん、どのような飲み物を購入しているかを聞いたところ、「お茶類(緑茶、紅茶、麦茶など)」が最も多く、61.7%であった。次いで、「牛乳」44.0%、「コーヒー」41.3%、「水(ミネラルウォーター)」40.8%が4割台で続いている。
 前回調査と概ね傾向は変わらないが、「水(ミネラルウォーター)」の割合が4ポイント高くなり、「スポーツドリンク」が3ポイント、「炭酸飲料」が4ポイント低くなっている。(図1)

図1


 次に、飲み物を購入していると答えた人(1,265人)に、どこで購入しているか聞いたところ、「スーパー」が最も多く76.8%、次いで「コンビニ」が48.0%となっている。以下、「自動販売機」が31.5%、「ドラッグストア」が22.7%、「ディスカウントストア・ホームセンター」が14.3%となっている。
 前回調査と比べると、「コンビニ」「自動販売機」の割合が4ポイント、「ドラッグストア」の割合が3ポイント高くなっている。(図2)

図2


2.ミネラルウォーターの購入
 ふだん、ミネラルウォーターを飲料用などとして購入しているか聞いたところ、「いつも購入している」は19.1%、「ときどき購入している」は23.8%で、これらを合わせた「購入している」人の割合は42.8%である。一方、「あまり購入していない」は17.0%、「まったく購入していない」は37.5%で、これらを合わせた「購入していない」人の割合は54.6%である。
 前回調査と比べると、「購入している」が2ポイントとわずかではあるが増加した。(図3)

図3


 購入している割合を性別に見ると、今回調査では男女差は見られない。前回と比べると、女性で6ポイントの増加となっている。
 年代別に見ると、購入している割合は、30歳代(51.3%)を最高に、20歳代(49.2%)、40歳代(47.4%)で5割前後となっている。50歳代(41.8%)、60歳代(40.5%)、70歳以上(32.5%)と年代が上がるほど、購入している割合は低くなっている。また、前回との比較では、全年代で割合が増加しているが、30歳代で5ポイントの増加となっている。(図4)

図4


3.ミネラルウォーターを購入する理由、購入しない理由
 ミネラルウォーターを購入していると答えた人(566人)に、購入する理由を聞いたところ、「おいしい・飲みやすいから」が最も多く41.9%、以下、「水道水に不安を感じるから」30.0%、「水道水はおいしくないから」25.4%となっている。(図5)

図5


 購入理由の中で、「水道水に不安を感じるから」は男性(24.8%)に比べ女性(36.1%)が11ポイント高く、水道水に対する不安は女性で顕著にあらわれている。
 一方、ミネラルウォーターを購入していないと答えた人(721人)に、購入しない理由を聞いたところ、「水道水に不安を感じないから」が最も多く39.3%、以下、「浄水器を使っているから」25.4%、「麦茶やウーロン茶などを飲んでいるから」22.1%、「水道水もおいしいから」20.5%となっている。(図6)

図6