中央調査報

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■「中央調査報(No.653)」より

第630回 時事世論調査 〔2012年2月結果〕

 2月の時事世論調査の結果がまとまった。野田内閣の支持率は前月から3.5ポイント減の24.9%に低下し、不支持率は同4.4ポイント増えて52.7%だった。社会保障と税の一体改革実現を目指す「最強の布陣」と強調した野田改造内閣だが、田中直紀防衛相の言動に野党などから批判を浴びた。民主党の年金抜本改革も、財源試算では2015年10月に消費税率を10%に引き上げても将来は追加増税が必要となり、試算公表をめぐる対応も遅れ、これらが支持率低迷に影響を与えたとみられる。
 調査は全国の成人男女2,000人を対象に、個別面接聴取法で2月9日から12日に実施。有効回収(率)は1,265(63.3%)だった。


内閣支持率


 政党支持率は、民主党が前月比1.5ポイント減の10.1%。自民党も1.0ポイント減の12.3%で、両党の差は前月の1.7ポイントから2.2ポイントとやや広がった。支持政党なしは1.2ポイント増の68.2%で、菅内閣の11年7月調査時の67.4%を上回り、記録のある1960年6月以後の調査で、最高を記録した。


政党支持率