中央調査報

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■「中央調査報(No.654)」より

第631回 時事世論調査 〔2012年3月結果〕

 3月の時事世論調査の結果がまとまった。野田内閣の支持率は前月から2.5ポイント増の27.4%と内閣発足後初めて上昇し、不支持率は同2.5ポイント減の50.2%だった。社会保障と税の一体改革の大綱を2月17日に閣議決定。野田内閣は、消費増税とともに国家公務員給与削減の特例法を成立させる「身を切る改革」を強調し、野党や与党内の増税反対派へ一体改革の理解を求め、これらが支持率減少に一定の歯止めがかかったとみられる。
 調査は全国の成人男女2,000人を対象に、個別面接聴取法で3月9日から12日に実施。有効回収(率)は1,276(63.8%)だった。


内閣支持率


 政党支持率は、民主党が前月比0.9ポイント減の9.2%と政権交代後初めて1桁に下落。自民党も0.6ポイント減の11.7%で、両党の差は前月の2.2ポイントから2.5ポイントとほとんど変わらなかった。支持政党なしは1.8ポイント増の70.0%で、記録のある1960年6月以後の調査で、最高記録を更新した。


政党支持率