中央調査報

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■「中央調査報(No.657)」より

第634回 時事世論調査 〔2012年6月結果〕

 6月の時事世論調査の結果がまとまった。野田内閣の支持率は24.3%と前月から1.0ポイント微増のほぼ横ばい、不支持率は0.2ポイント減の54.8%と5ヵ月連続で5割を超えている。野田首相は、社会保障と税の一体改革関連法案の成立を目指し、増税反対などを唱える小沢一郎民主党元代表に会談で協力を求め、再会談で元代表は採決時反対を表明し、会談決裂。首相は、参院で問責決議を受けた前田武志・前国交相、田中直紀・前防衛相を事実上更迭した再改造内閣で自民・公明両党と法案修正協議を本格化した。首相の姿勢を評価する一方、2009年衆院選のマニフェストにない増税先行と与党内からも批判が噴出し、民主党内が分裂状態に陥った。また、首相は6月8日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、記者会見で「国民の生活を守るため必要」と表明した。
 調査は全国の成人男女2,000人を対象に、個別面接聴取法で6月8日から11日に実施。有効回収(率)は1,289(64.5%)だった。


内閣支持率


 政党支持率は、民主党は前月比0.9ポイント減の8.1%で、民主党政権下で最低更新。自民党は1.2ポイント増で13.1%と、両党の差は前月の2.9ポイントから5.0ポイントに拡がり、20ヵ月連続で民主党を上回っている。支持政党なしは0.4ポイント減だが69.7%を占めている。


政党支持率