中央調査報

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■「中央調査報(No.666)」より

第643回 時事世論調査 〔2013年3月結果〕

 3月の時事世論調査の結果、安倍内閣の支持率は前月と同率の61.4%を維持、不支持率は前月比0.8ポイント減の16.7%だった。
 安倍首相は、ホワイトハウスでのオバマ大統領との初の首脳会談で、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉で、すべての品目の関税撤廃が前提でないと確認し、TPP交渉参加の意向を固めた。
 緊急経済対策を柱とする13兆円超の12年度補正予算を参院本会議において1票差で可決成立させ、大型財政出動を示した。2月の月例経済報告で景気基調を「下げ止まり」と判断。安倍内閣は、次期日銀総裁候補に元財務官の黒田東彦(はるひこ)アジア開発銀行総裁を提示し、同氏は2年めどに物価2%上昇の所信を表明。安倍政権の経済政策への期待と評価が影響したと見られる。
 調査は全国の成人男女2,000人を対象に、個別面接聴取法で3月8日から11日に実施。有効回収(率)は1,276(63.8%)だった。


内閣支持率


 政党支持率は、自民党は前月比1.7ポイント増の28.2%で第1次安倍内閣の初回調査(06年10月)の29.3%に次ぐ。公明党は4.3%と1.0ポイント増に対し、民主党は1.3ポイント減の4.2%と第3党に後退。日本維新の会も前月比1.3ポイント減の2.0%で後退が続いている。


政党支持率