■「中央調査報(No.668)」より
(調査結果の概要) 当社が例年実施している「パーソナル先端商品の利用状況」調査について今年の結果を報告します。この調査は1986年11月から毎年行っており、今回が28回目です。調査は、20歳以上の全国4,000人の男女個人を対象として、2013年2月、個別面接方式で行い、有効回収数は1,191でした。 1.利用率は、 AV関連機器等では、 ・「放送受信装置」は、「地上波」は順調に伸びて、44.1%となったが、「BS」「CS」はほぼ横ばいである。 ・「液晶テレビ」は順調に伸びて、全体で78.0%と80%台に迫っている。 ・「ブルーレイレコーダー/プレーヤー」の利用率は前回からさらに伸びて30.2%となった。 パソコン関連機器等では、 ・毎年増加傾向にある「ノート/ブック型」は、前回からほぼ横ばいの44.4%であったが、「デスクトップ型」が25.6%まで落ち込み、その差は20ポイント近くになっている。また、「タブレット型」の人気も順調で、9.2%に増加した。 通信関連機器等では、 ・「スマートフォン」の利用率は、前回の19.5%から35.4%に急増した。特に20代では70%を超えている。 ・「インターネットの利用」はやや減少傾向で40%台に落ちている。 2.今後の(新規)利用意向は、 ・「パソコン(計)」は14.2%と、高い利用意向を維持している。全体の中で利用意向が最も高かったのは、「タブレット型パソコン」の9.6%であり、20~50代で10%超と高い利用意向を示している。 ・次いで、僅差で高かったのは「スマートフォン」で10%に近い9.4%であった。利用率が15ポイント以上増加した上で、前回に続いて高い利用意向を示しており、「携帯電話」から「スマートフォン」へ移行する動きは、今後も続くとみられる。 ・「3Dテレビ」は、前回とほぼ同じ4.8%。「液晶テレビ」0.9%と「プラズマテレビ」1.3%は、いずれも利用意向の低調傾向が続いている。 ・利用率の増加が順調な「ブルーレイ(プレーヤー/レコーダー:パソコン、ゲーム機の機能も含む)」の利用意向は4.7%であり、今後も利用率増加の傾向は続くとみられる。 |