中央調査報

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■「中央調査報(No.683)」より

第660回 時事世論調査 〔2014年8月結果〕

 8月の時事世論調査の結果、安倍内閣の支持率は前月比1.1ポイント減の43.5%で、2ヶ月連続して5割を切り、不支持率は同0.5ポイント増の35.1%と現政権で最も高くなった。
 安倍首相は、外遊先で「内閣改造・党役員人事を「9月第1週」に行うと明言、党内の引き締めを強めた。石破幹事長へ安全保障担当相への就任を打診したが、来年の総裁選を睨んだものとの受け止め方もあり、石破氏は難色を示したとされる。また、集団的自衛権関連の法令審議は来年の通常国会に先送りする一方、秋の国会で「地方創生」を焦点化する方針を打ち出し、支持率回復に向けた動きとも受け取られた。
 調査は全国の成人男女2,000人を対象に、個別面接聴取法で8月7日から10日に実施。有効回収(率)は、1,254(62.7%)。


内閣支持率


 自民党は前月より0.8ポイント増の23.9%となった。民主党は前月比1.5ポイントとやや大きく上昇の5.3%で、0.8ポイント増で3.8%となった公明党を引き離した。分党後の日本維新の会は1.2%で変わらず、次世代の党は0.2%だった。共産党は0.2ポイント減の1.5%となった。みんなの党と社民党は0.4%だった。支持政党なしは61.6%で前月より3.5ポイント減少した。


政党支持率