中央調査報

トップページ  >  中央調査報   >  パーソナル先端商品の利用状況(第30回)(調査結果の概要)
■「中央調査報(No.696)」より

 ■ パーソナル先端商品の利用状況(第30回)(調査結果の概要)

 当社が例年実施している「パーソナル先端商品の利用状況」調査について今年の結果を報告します。この調査は 1986年 11月から毎年行っており、今回が30回目です。調査は、20歳以上の全国 4,000人の男女個人を対象として、2015年 2月に個別面接方式で行い、有効回収数は1,214でした。

1.利用率
AV関連機器等では、

・「液晶テレビ」「ブルーレイ」利用率の増加は一段落して、前回並みにとどまる。ただし、「ブルーレイ」の利用意向率は2.8%あり、今後再び利用率が伸びる可能性はある。
・「4Kテレビ」は今回も1.0%の利用率にとどまったが、利用意向率は7.1%と高く、若い世代を中心に将来的な利用率の増加が期待される。
・「デジタルビデオカメラ」が、前回より増加傾向にあり、今回38.0%と最も高い値を示している。
パソコン関連機器等では、
・「タブレット型」がさらに増加し21.2%となり、幅広い年代での利用がみられる。「ノート/ブック型」は、前回とほぼ横ばいの45.3%であった。
通信関連機器等では、
・「スマートフォン」の利用率は、さらに増加して49.7%。年代別では20 ~ 40代で7割を超え、特に20代では9割近い。
・「インターネットの利用」はほぼ横ばいの54.8%。「ブロードバンド」「IP電話」は若干減少している。

2.今後の(新規)利用意向は、
・「パソコン(計)」は11.8%と、引き続き高い利用意向を維持している。全体の中で利用意向が最も高かったのは、「タブレット型パソコン」の7.3%であり、20、30代で1割台と高い利用意向を示している。
・次に高かったのは「4Kテレビ」で7.1%。現時点での利用率は低いが、将来的な増加が見込まれる。
・以下、「スマートフォン」5.9%、「B Sデジタル放送受信装置」4.0%、「C Sデジタル放送受信装置」3. 1 %、「電子ブックリーダー」2. 9 %、「ノート/ブック型パソコン」2.7%となっている。


図表1 利用率・利用意向率


図表2 年代別利用率・利用意向率