中央調査報

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■「中央調査報(No.705)」より

 ■ パーソナル先端商品の利用状況(第31回)(調査結果の概要)

 当社が例年実施している「パーソナル先端商品の利用状況」調査について今年の結果を報告します。この調査は 1986年11月から毎年行っており、今回が31回目です。調査は、20歳以上の全国4,000人の男女個人を対象として、2016年 2月に個別面接方式で行い、有効回収数は1,200でした。

1.利用率
AV関連機器等では、

・「4Kテレビ」の利用率は前回と比べ1.7ポイント増の2.7%。
・「DVD・HDDレコーダー/プレーヤー」の利用率は、前回とほぼ同じ60.5%。一方、「ブルーレイレコーダー/プレーヤー」の利用率は、前回から2.6ポイント増加して40.2%。
パソコン関連機器等では、
・「タブレット型」の利用率が、前回より4.5ポイント増加して25.7%となり、初めて「デスクトップ型」(24.5%)を上回った。
・「パソコン(計)」の利用率は、前回から2.4ポイント上昇して69.7%となった。
通信関連機器等では、
・「スマートフォン」と「携帯電話(スマートフォン以外)」を合わせた「携帯電話(計)」の利用率は初めて9割に達した。
・「スマートフォン」の利用率は、前回から6.6ポイント増加して56.3%となり、初めて5割を上回った。一方で、「携帯電話」の利用率は、2011年の85.9%から減少を続けて、今回は50.0%まで落ち込んだ。その結果、「スマートフォン」の利用率が初めて「携帯電話」の利用率を上回った。
・「スマートフォン」は、20 ~ 40代では利用率が8割を超え、特に20代では9割に達した。

2.今後の(新規)利用意向は、
・「利用意向率が今回最も高かったのは「4Kテレビ」の8.6%であり、前回より1.5ポイント上昇した。現時点での利用率は依然として低いが、将来的な利用の増加が見込まれる。
・次いで利用意向率が高かったのは「タブレット型パソコン」で7.9%。また、「ノート/ブック型パソコン」も3.0%と比較的高い利用意向率を示しており、「パソコン(計)」では11.7%と今回も高い利用意向率を維持している。
・その他利用意向率の高いものは、「スマートフォン」が4.9%、「ブルーレイレコーダー/プレーヤー」と「デジタル一眼レフカメラ」がともに3.4%、「電子ブックリーダー」が2.9%となっている。


図表1 利用率・利用意向率


図表2 年代別利用率・利用意向率