中央調査報

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■「中央調査報(No.716)」より

 ■ パーソナル先端商品の利用状況(第32回)(調査結果の概要)

当社が例年実施している「パーソナル先端商品の利用状況」調査について今年の結果を報告します。この調査は 1986年 11月から毎年行っており、今回が32回目です。調査は、20歳以上の全国 4,000人の男女個人を対象として、2017年 2月に個別面接方式で行い、有効回収数は1,200でした。

1.利用率
AV関連機器等では、

・「4Kテレビ」の利用率は前回と比べ1.0ポイント増の3.7%。
・「ブルーレイプレーヤー/レコーダー」はこれまでの利用率の伸びが止まり、前回とほぼ同じ40.4%。
パソコン関連機器等では、
・「タブレット型」と「モバイルノート」の利用率が、それぞれ前回より2.8ポイント、2.2ポイント増加して、28.5%、14.6%となった。
・「ノート/ブック型」は42.2%で4.1ポイントの減少。「デスクトップ型」は24.2%で前回とほぼ同じ。
通信関連機器等では、
・「スマートフォン」と「携帯電話(スマートフォン以外)」を合わせた「携帯電話(計)」の利用率はおよそ9割。
・前回「携帯電話(スマートフォン以外)」を初めて上回った「スマートフォン」の利用率は、今回もさらに上昇して58.4%となったが、伸びは2.1ポイントと小幅にとどまった。
・「スマートフォン」は、若い世代ほど利用率が高く、20~40代では9割前後、50代でも6割以上が利用しているが、60代では3割台、70歳以上では1割台の利用にとどまる。

2.今後の(新規)利用意向は、
・「利用意向率が今回最も高かったのは「4Kテレビ」の11.5%であり、前回よりも2.9ポイント上昇した。利用率の伸びは緩やかであるものの、利用意向率については、2014年の調査開始以来上昇を続け、過去最高となっている。
・次いで利用意向率が高かったのは「タブレット型パソコン」で5.4%。「パソコン(計)」でみると、利用意向率は9.8%となっている。
・その他利用意向率の高いものとしては、「デジタル一眼レフカメラ」が4.0%、「スマートフォン」が3.8%となっている。ただし、「スマートフォン」の利用意向率は前回より1.1ポイント減少し、過去最低となっている。


図表1 利用率・利用意向率


図表2 年代別利用率・利用意向率