中央調査報

トップページ  >  中央調査報   >  以前の調査  >  携帯電話に関する世論調査
■「中央調査報(No.520)」より

 ■ 携帯電話に関する世論調査


 時事通信社が1月に実施した「携帯電話に関する世論調査」の結果をご紹介します。
 調査は2001年1月11日~14日にかけて全国の成人男女2,000名を対象に面接聴取法で行われ、1,405人から回答を得ました(有効回収率70.3%)。
 まず、携帯電話を所持している割合(PHSは含む、会社などの支給によるものは除く)は全体で44.1%、20歳代では88.2%と9割近くにのぼり、30歳代でも72.0%と7割を超えています(図1)

図1

 


 携帯電話を持っている人に毎月の使用料金をきいたところでは、「3000円~4000円未満」22.6%、「3000円未満」19.9%、「4000円~5000円未満」17.1%などが多く、5000円未満がおよそ6割ですが、10000円以上という人も1割強みられます(図2)。使用料金は20歳代でとくに高く、約4人に1人が10000円以上とし、「15000円以上」という人も1割みられます。
 携帯電話の利用用途は、「家族や友人、知人らと話をする」77.2%、「仕事で、会社の上司や同僚と話をする」41.0%、「電子メールなどで文字情報をやりとりする」20.4%、「ニュースや天気予報などの情報を入手する」4.2%、「ホームページを閲覧する」3.4%となっています(図3)

図2

図3 


 電子メールについては、20歳代で43.3%にのぼり(図4)、20歳代では9割近くが携帯電話保有者なので、全体としてみても、携帯電話を利用したメールのやりとりは20歳代の4割近くに普及している計算になります。
 最後に、電車やバスの中など、公共の場で携帯電話を使って話をしたり、突然着信音が鳴ったりすることに対して「迷惑」と感じるかどうかをきいた結果では、「感じる」が56.2%、「どちらかといえば感じる」が22.6%で、8割近くが迷惑感を持っています(図5)。高年代層ほど「感じる」とはっきりした迷惑感を示す傾向がありますが、20歳代でも75%以上が「感じる」「どちらかといえば感じる」と答えています。

(調査部 宮下)