中央調査報

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■「中央調査報(No.629)」より

パーソナル先端商品の利用状況(第25回)
(調査結果の概要)

 当社が実施している「パーソナル先端商品の利用状況」調査の結果がまとまりましたので、結果の概要を紹介します。調査は全国20歳以上の男女個人を対象として、2009年12月、個別面接聴取法で行い、有効回収数は1,258人でした。この調査は1986年11月から毎年行っており、今回で25回目です。

1.利用率は、

AV関連機器等では、
・「BSデジタル放送受信装置」28.2%と「地上デジタル放送受信装置」31.8%が、2011年のデジタル放送完全移行に向けてさらに利用率を伸ばした。
・「液晶テレビ」はここ5年の伸びが著しく、今回46.6%に達した。

パソコン関連機器では、
・「ノート/ブック型」「デスクトップ型」等を合わせた「パソコン(計)」の利用率は前回より増加し6割半ば。
・「ノート/ブック型」の利用率は今回横ばいの38.7%であるが、今回3ポイント増の「デスクトップ型」(34.6%)を上回る。

通信関連等では、
・「インターネットの利用」は前回から6ポイント増の5割強。「ブロードバンド回線の利用」も前回から7ポイント増の4割の利用率。
・「携帯電話(計)」の利用率は前回から微増の8割台前半。携帯電話のうち、「カメラ、TV電話、ワンセグ、マネー決済、音楽配信、GPSなどの機能付き携帯電話」は前回から8ポイント増の7割近い利用。付加機能なしの携帯電話から種々の機能付きの携帯電話にシフトしている。

図表1


図表2

2.今後の(新規)利用意向は、

・前回に続き「液晶テレビ」が16.5%と最も高く、以下、「地上デジタル放送受信装置」12.1%、「パソコン(計)」7.9%、「BSデジタル放送受信装置」6.5%、「プラズマテレビ」6.1%などが上位を占める。
・「携帯電話(計)」の利用意向率は1.7%にとどまる。利用率は前回から微増したが、前回までの4年間は2%台で推移していた利用意向がさらに低下し、新規利用は多くは見込めない。