中央調査報

トップページ  >  中央調査報  >  パーソナル先端商品の利用状況(第26回)
■「中央調査報(No.643)」より

パーソナル先端商品の利用状況(第26回)
(調査結果の概要)

 当社が例年実施している「パーソナル先端商品の利用状況」調査について今年の結果を報告します。この調査は、1986年11月から毎年行っており、今回が26回目です。調査は、20歳以上の全国 2,000人の男女個人を対象として、2011年3月、個別面接方式で行い、有効回収数は1,235でした。

1.利用率は、

AV関連機器等では、
・「BSデジタル放送受信装置」36.9%と「地上デジタル放送受信装置」40.4%が、今年7月に迫るデジタル放送完全移行に向けてさらに利用率を伸ばした。
・「液晶テレビ」利用率は、70.0%に達した。一方、「プラズマテレビ」の利用率は1割強にとどまっている。

パソコン関連機器では、
・毎年増加傾向にある「ノート/ブック型」は、今回41.0%に利用率を伸ばし、「デスクトップ型」(32.1%)との差がさらに開いた。

通信関連機器等では、
・「インターネットの利用」は横ばいの5割強。「(有線の)ブロードバンド回線」と切り離した「無線ブロードバンド回線」の利用率は13.8%。
・「携帯電話(計)」の利用率は、上昇を続けているものの、8割台に入ってからは伸び率が低くなっていたが、今回は4.2ポイント増加して88.1%となった。今回新たな項目として追加した、「スマートフォン」は、8.9%であった。

図表1


図表2

2.今後の(新規)利用意向は、

・「スマートフォン」が最も高く、利用率(8.9%)を超える11.5%の高い利用意向率となっており、今後の利用率の変化が注目される。一方、利用率が8割台半ばの「携帯電話」では、利用意向率は0.7%と低くなっている。
・「ブルーレイプレーヤー/レコーダー(パソコン、ゲーム機の機能も含む)」10.3%、今回から新規追加の「3Dテレビ」7.4%などが、「スマートフォン」に続いて利用意向上位を占める。
・前回利用意向率が最も高かった「液晶テレビ」は、10.4ポイント減の6.1%であった。「3Dテレビ」は、利用率は1.1%とまだ低いものの、利用意向率は7.4%と液晶テレビを上回っている。
・「パソコン(計)」は、13.0%の高い利用意向率であったが、内訳をみると、最も利用意向率が高かったのは、今回新規項目の「タブレット型」の5.6%であった。