中央調査報

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■「中央調査報(No.654)」より

パーソナル先端商品の利用状況(第27回)
(調査結果の概要)

 当社が例年実施している「パーソナル先端商品の利用状況」調査について今年の結果を報告します。この調査は1986年11月から毎年行っており、今回が27回目です。調査は、20歳以上の全国4,000人の男女個人を対象として、2012年2月、個別面接方式で行い、有効回収数は1,191でした。

1.利用率は、

AV関連機器等では、
・「液晶テレビ」は2003年以来順調な増加を続け、前回は23.4ポイント伸ばし70.0%に達したが、今回は増加率は低いものの74.3%に上昇。
・「ブルーレイプレーヤー/レコーダー(パソコン、ゲーム機の機能も含む)」は、前回の19.2%から順調に伸びて27.7%であった。

パソコン関連機器等では、
・毎年増加傾向にある「ノート/ブック型」は、前回の41.0%から44.0%に利用率を伸ばし、「デスクトップ型」(31.3%)との差は、さらに広がり10ポイント以上となった。

通信関連機器等では、
・「インターネットの利用」は、5割台を維持。
・「スマートフォン」の利用率は、10ポイント以上伸びて19.5%、「携帯電話」は約10ポイント減って75.4%となり、「携帯電話」から「スマートフォン」へ移行する動きが顕著にあらわれている。

図表1


図表2

2.今後の(新規)利用意向は、

・利用意向率が最も高かったのは「スマートフォン」で、前回(11.5%)を上回る14.1%であった。利用率が10ポイント以上増加したうえで、さらに利用率の増加以上に高い利用意向率を示しており、「携帯電話」から「スマートフォン」へ移行する動きは、今後さらに加速するとみられる。
・「液晶テレビ」1.2%、「プラズマテレビ」1.4%は、いずれも利用意向率の減少傾向が続いている。
・利用率が大幅に伸びた「ブルーレイプレーヤー/レコーダー(パソコン、ゲーム機の機能も含む)」の利用意向は6.5%と高い水準を示しており、今後が注目される。
・「パソコン(計)」は、高い利用意向率を維持して12.8%。内訳をみると、最も利用意向率が高かったのは、前回に続き「タブレット型」の6.4%で、携帯タイプが人気の傾向は今後も続くとみられる。