中央調査報

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■「中央調査報(No.660)」より

第637回 時事世論調査 〔2012年9月結果〕

 9月の時事世論調査の結果、野田内閣の支持率は前月から3.5ポイント増の23.3%と、いくぶん持ち直し、不支持率は5.1ポイント減の56.0%で、3ヵ月ぶりに6割を切った。
 8月14日、尖閣諸島・魚釣島への香港の活動家の上陸後、入管法違反で逮捕、強制送還。それに対し、北京、上海などで反日デモが起こり、一部が暴徒化。また、8月10日の韓国大統領の竹島上陸に続き、同大統領の天皇陛下の訪韓と謝罪に関する発言を巡って日韓の非難の応酬など、中国や韓国との関係の深刻化が目立った。
 8月29日、首相問責決議は参院で自民党など野党の賛成多数で可決、自民党など野党は国会審議拒否で臨み、政府・民主党は特例公債法案などを継続審議とし、国内政治の停滞感を抱かせた。
 調査は全国の成人男女2,000人を対象に、個別面接聴取法で9月7日から10日に実施。有効回収(率)は1,298(64.9%)だった。


内閣支持率


 政党支持率は、民主党は7.4%で前月比0.5ポイント増だが1桁台が7ヵ月続いている。自民党は0.5ポイント減の12.8%で、両党の差は前月の6.4ポイントから5.4ポイントに縮小した。支持政党なしは前月より0.3ポイント減少したが、69.0%に及んでいる。なお、民主党離党者で結成され、小沢一郎氏が率いる「国民の生活が第一」は0.7%にとどまった。


政党支持率