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■「中央調査報(No.662)」より

「ロンドンオリンピック調査」結果の概要

 中央調査社は、9月7日から17日にかけて、「ロンドンオリンピックに関する全国意識調査」を実施しました。調査は、無作為に選んだ全国の20歳以上の男女個人を対象に個別面接聴取法で行いました(回答者数 1,289人)。

1.活躍が印象に残っている選手

質問:「ロンドンオリンピックでの活躍が印象に残っている選手を1人だけ教えてください。」(自由回答)

  • ・1位は、体操の個人総合で優勝した「内村航平」が21.9%と2割以上を占め、2位以下に大きく差をつけた。また、すべての性・年代別でも1位であり、圧倒的な印象を残した。
  • ・2位は、銀メダルを獲得した女子サッカーの「澤穂希」。なでしこジャパンでは、キャプテンの「宮間あや」も12位にランクインした。一方、男子サッカーは「清武弘嗣」と「大津祐樹」の19位が最高だった。
  • ・3位は、オリンピック3大会連続の2種目制覇が期待された水泳の「北島康介」。水泳では、3つのメダルを獲得し大活躍の「入江陵介」が8位に入った。
  • ・4位以下は、レスリングの「吉田沙保里」、卓球の「福原愛」、柔道の「松本薫」、重量挙げ(ウエイトリフティング)の「三宅宏美」と女性が続いている。9位にはバレーボールの「木村沙織」が入り、トップ10のうち6人が女性選手であった。
  • ・性別に結果をみると、男性ではボクシングの「村田諒太」、女性ではサッカーの「宮間あや」がそれぞれトップ10入りした。

印象に残っている選手 (上位20位)

男女別順位(上位10位)

年代別順位(上位5位)


2.印象に残っている競技

質問:「あなたは、ロンドンオリンピックで、どの競技が印象に残っていますか。」(3つまで可)

  • ・「女子サッカー」が48.9%で最も多く、次いで僅差で「水泳(競泳)」が47.1%、「体操」が36.4%であった。
  • ・上位8競技について、性別に結果をみてみると、「女子サッカー」、「卓球」、「レスリング」は男女同じくらいの比率であったが、「水泳(競泳)」、「体操」、「バレーボール」は女性票が多く、特に「水泳(競泳)」は53.2%と「女子サッカー」を上回っている。男性票は、「男子サッカー」、「柔道」で多くなっている。
  • ・以下は、「フェンシング」6.5%、「バドミントン」5.7%、「重量挙げ(ウェイトリフティング)」5.5%、「ボクシング」4.7%、「陸上(マラソン以外)」3.9%、「アーチェリー」3.3%、「陸上(マラソン)」2.9%、「テニス」1.3%、「水泳(シンクロナイズドスイミング)」1.2%、「その他」0.5%であった。

ロンドンオリンピックで印象に残っている競技(上位8位)




(調査の設計・方法など)
調査地域:全国
調査対象:20歳以上の男女個人
標本数:4,000
抽出方法:層化三段無作為抽出法
調査方法:調査員による個別面接聴取法
調査時期:2012年9月7日(金)~17日(月)
有効回収数:1,289