中央調査報

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■「中央調査報(No.679)」より

パーソナル先端商品の利用状況(第29回)
(調査結果の概要)

 当社が例年実施している「パーソナル先端商品の利用状況」調査について今年の結果を報告します。この調査は1986年11月から毎年行っており、今回が29回目です。調査は、20歳以上の全国4,000人の男女個人を対象として、2014年2月に個別面接方式で行い、有効回収数は1,200でした。

1.利用率は、

AV関連機器等では、
・「放送受信装置」について、「地上波」「BS」は前回からさらに伸びて、それぞれ53.8%、45.6%となったが、「CS」はほぼ横ばいである。
・「液晶テレビ」は前回並みの78.8%。今回初の4Kテレビは0.8%と低かった。
・「ブルーレイレコーダー/プレーヤー」の利用率は前回からさらに伸びて37.4%となった。

パソコン関連機器等では、
・「タブレット型」が大きく増加し16.1%となり、幅広い年代での利用がみられる。「モバイルノート」も増加して13.2%。「ノート/ブック型」は、前回からやや増加の45.4%であった。

通信関連機器等では、
・「スマートフォン」の利用率は、前回の35.4%から増加して41.5%。年代別では20・30代で70%、40代で50%、50代でも40%を超えており、幅広い年代での利用が広がっている。
・「インターネットの利用」は5割台を回復、「ブロードバンド」「IP電話」も若干増加している。

図表1 利用率・利用意向率


図表2 年代別利用率・利用意向率

2.今後の(新規)利用意向は、

・「パソコン(計)」は11.9%と、高い利用意向を維持している。全体の中で利用意向が最も高かったのは、「タブレット型パソコン」の7.5%であり、20、40、50代で11%台と高い利用意向を示している。
・次に高かったのは「4Kテレビ」で6.1%と、現時点の利用率は低いが、次回以降の増加が見込まれる。
・以下、「スマートフォン」5.6%、「ブルーレイ(プレーヤー/レコーダー:パソコン、ゲーム機の機能も含む)」3.8%と、いずれも引き続き高い利用意向を示しており、これらの機器の利用率の増加は今後も続くとみられる。