■「中央調査報(No.618)」より
■ 2008年「メディアに関する全国世論調査」結果の概要
財団法人 新聞通信調査会(理事長 前田耕一)は、2008年12月11日から23日にかけて、「メディ
アに関する全国世論調査」を実施しました。
この調査は、無作為に選んだ全国の18歳以上の男女個人を対象に訪問留置法で行いました(回
答者数1,906人)。調査結果の概要は以下の通りです。
1.新聞を週に1日以上読んでいる人は?
- 朝刊を週に1日以上読む人は84.1%と8割を超え、生活の中に深く浸透していることがわかる。内訳を見ると、「毎日またはほぼ毎日」読んでいる人(66.9%)が3人に2人の割合になっている。「毎日またはほぼ毎日」読んでいる人は加齢とともに増加し、40~50代では7割、60代以上では8割を超えている。
- 夕刊を週に1日以上読む人は36.3%で、そのうち「毎日またはほぼ毎日」読んでいる人は27.2%にとどまり、夕刊離れが目につく。また、夕刊を発行していない地域が増えていることもあり、夕刊を読んでいない人(46.8%)は半数に近づいている。
2.新聞を読む理由は?[朝刊や夕刊を週に1日以上読んでいる人に(全体の84.5%)]
- 新聞を読む理由としては、「新聞を読むのが習慣になっている」(65.3%)をあげる人が際立って多い。次いで、「新聞は自分が好きなときに読める」(48.5%)、「新聞には生活する上で役立つ情報が多い」(40.7%)をあげる人が多く、新聞が日常生活の一部となっていることがわかる。
- 年代別に見ると、「新聞を読むのが習慣になっている」は加齢とともに増加しており、20代(33.8%)では3割強だが、70代以上(81.4%)では8割を超える。「新聞は自分が好きなときに読める」は20代以下では、新聞を読む理由として最も多くあげられており、新聞の手軽さが評価されているようだ。
3.新聞を読む時間は?[朝刊や夕刊を週に1日以上読んでいる人に(全体の84.5%)]
- 新聞を読む時間は、1日平均で29.3分である。
- 年代別に見ると、年代が下がるほど、新聞を読む時間が少なくなる。20代では1日に新聞を読む時間は平均16.8分であり、全体平均よりも10分以上短くなっている。若い年代での新聞離れ、活字離れが見てとれる。
4.新聞を読まない理由は?[朝刊や夕刊を「週に1日未満しか読まない」「読まない」と答えた人に(全体の14.5%)]
- 新聞を閲読しない理由としては、「テレビを中心とした他の情報で十分だから」(57.8%)、「インターネットを中心とした他の情報で十分だから」(40.1%)をあげる人が多い。新聞以外のメディアへの関わりが新聞離れの要因となっていることがうかがえる。
- 年代別に見ると、30代以下では「テレビを中心とした他の情報で十分だから」(18-19歳:65.0%、20代:58.6%、30代:54.9%)が最も多いが、次いで、「インターネットを中心とした他の情報で十分だから」(18-19歳:65.0%、20代:49.4%、30代:53.5%)が多くなっている。若い年代の新聞離れはテレビだけでなくインターネットの浸透とも関係が深いことがうかがえる。
5.情報を得るために利用している媒体は?
- ニュースなどの情報を得るために自宅で利用している媒体としては、「テレビ」(89.3%)と「新聞」(64.1%)をあげる人が多い。次は比率に差は見られるものの「インターネット(パソコン)」(27.1%)が多く、「雑誌」(14.1%)、「ラジオ」(13.7%)よりも人々の生活に浸透していることがわかる。
- 年代別に見ると、自宅では年代が高くなるほど「新聞」が多くなり、「インターネット(パソコン)」が少なくなる。自宅以外では、インターネットの利用が多いが、特に携帯電話は移動中でも手軽に情報を入手できることもあり、若い年代を中心に利用されている。